MiyabeTsuki

懒癌晚期,精分患者。主人格闷骚抖S,副人格无节操抖M。
EA本命,cp洁癖,手癌文渣,喜好发糖,偶尔发刀,开车上瘾。

【エルアナ】悪夢

胸元の濡れた感じに釣られて、ふっと意識が夢の中から浮かび上がった。目を開けると、部屋の中は真っ暗で、まだ深夜だということを示している。
段々暗闇に慣れて、ようやく愛おしい妹の様子が確認できると思ったら、目に入ったのは自分の胸に擦り寄りながら泣いているアナの姿。
これは珍しいことだなとエルサは思った。
エルサにとって、寝相が悪い妹のせいで夜中に起きてしまうのは日常になる程よくあること。その時のアナは大体手足を伸びて訳の分からない寝言を言っていたとか、タコのようにエルサを抱きしめていた。だけどそんなアナの寝顔があんまり幸せそうだっただから、安眠が邪魔された怒りも容易く何処かへ消えてしまった。だから今夜のように体を丸めて大人しく自分の腕の中に泣きながら寝てるなんて、正直少し驚いた。
悪い夢でも見たのかしら?
昔悪い夢を見た時、エルサはいつも自分の両腕を抱いて、必死に暴走しそうな魔力を抑えながら朝になるのを待っていた。それは今思い出しても泣いてしまいそうな位辛くて苦しい思い出だった。
では、悪夢を見た時のアナはどうだったのだろう?一人で泣いていたのか?それとも両親やメイド達に慰めて貰っていたのかエルサには分からない。それもそうだろう。だって二人は姉妹で十三年間も同じ城に住んでいるのに、ずっと離れ離れな生活を送っていたのだから。そしてエルサと違って、いつも元気で前向きなアナは元々悪夢をよく見るタイプではないから、同じベットで寝ることになった今でも、こんなアナの姿を見るのがこれが初めてだ。
自分が傍にいてあげられなかったあの十三年間、どれだけアナのことを見逃したと思うだけでちくりと胸が痛くなってきた。
やはり起こすべきなのだろう?そう思って手を伸ばし、手のひらで柔らかくて暖かい頬を包み親指で零れ落ちた綺麗な雫を拭けば、涙で潤んだ宝石のよに閃いてる瞳が現れた。
嗚呼、なんて美しくて可愛い人なのだろう。
堪えられなく額にキスしたら、ようやく目が目覚めてきたアナはエルサに力強く抱きついてきた。
普段から子供っぽい顔が更に幼く見える。エルサの服うをぎゅっと掴む仕草が耐えられない程愛おしい。胸に広がる暖かさが目尻から溢れ出しそうだ。
「大丈夫よアナ、大丈夫、お姉ちゃんがいるから。」
おやすいように背中と頭を撫でてあげていたら、アナも段々落ち着いてきた。
「悪い夢とか見たの?」
「……うん。」
「どんな夢かお姉ちゃんに教えてくれる?」
「エルサがいなくなった夢。」
アナの話しによると、目が醒めたら昔の自分の部屋で一人ぼっちになっていて、慌てて外に出て城中探し回ったけど、どこにもエルサの姿がいなかった。そんな夢が見たらしい。
「ごめんね、アナ。」
最近仕事が忙しくてあんまりアナに構えてあげられなかったから、寂しい思いをさせたらしい。そしてそのせいで意外と敏感なアナがこんな夢を見たのかも知れない。
「エルサ、エルサ、もう何処にも行かないで、ずっと傍にいて。」
聞こえない程小さくて震えていた声ははっきりエルサに届いた。
「何処にも行かないよ。これからもずっとずっとアナの傍にいるよ。」
十三年の寂しさと恐怖を乗り越えてようやく取り戻した幸せだ、何かあろうと今更手をあ放すわけがない。例え未来にどんな辛いことや苦しいことが待っていても、絶対アナから離れない。そんな強い決意と覚悟を言葉にして、何度も何度も優しく囁やいてあげたら、やがて安心して泣き疲れたアナは再び眠りについた。
明日は目一杯甘やかしてあげよう。そう思いつつ、今度は良い夢をとアナの瞼にキスして、腕の中の温もりと幸せを感じながら、エルサも一緒に夢の国へ旅立った。

——終わり——
何か最近弛んでいて、色々すみません_(¦3」∠)_

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